機の音 はたのね

きものに関連する様々なことを書き残すブログです。

きもの文化ノート 本文12-1

きもの文化について自分の参考資料として私見を書いています。本文は順不同に、内容を膨らませながら書いています。参照される方はご了承の上、ご覧ください。なお、無断でのコピーや転載はご遠慮ください。追記・修正箇所は太字・下線にしています。
 
第12章 影響を与えた人
 第1節 染織関係
  井上伝(いのうえでん)
   久留米絣は、井上伝という少女が、古着の白い斑点にヒントを得て、糸を括ってから染めて織ったところ、白い斑点状の柄ができ、その後改良を重ねて木綿絣として有名になりました。
  海部ハナ(かいふはな)
   阿波しじら織は、海部ハナという女性が、濡らしてしまった木綿の布を乾かしたところ、生地にシボができ、それから改良を重ねて現在のしじら織になったといわれています。

  城間家(しろまけ)と知念家(ちねんけ)

   琉球時代には、紅型三宗家という紅型専門の染め物業を営む家がありました。城間家と知念家は第二次世界大戦後、紅型の復興に際して大きな功績がありました。

  富田久三郎(とみたきゅうさぶろう)

   備後絣の功労者で、25歳のときに「井桁絣」を考案しました。

  鍵谷カナ(かぎやかな)

   伊予絣の創始者です。20歳のときに絣柄を織り出します。竹の縄目跡のまだらを見て、織り柄の参考にしたとの説があります。

 
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