きもの文化ノート 本文3-4
きもの文化について自分の参考資料として私見を書いています。本文は順不同に、内容を膨らませながら書いています。参照される方はご了承の上、ご覧ください。なお、無断でのコピーや転載はご遠慮ください。追記・修正箇所は太字・下線にしています。
第3章 織りのきもの
第4節 お召(御召)
1 特徴
主な産地は京都(西陣御召)、新潟(本塩沢、塩沢御召)、山形(白鷹御召)です。名称は11代将軍の徳川家斉が好んでお召しになっていたことから「御召料」が略されて御召(御召縮緬)と呼ばれます。左右に撚りの方向を変えた緯糸は、強撚の絹糸を使い、経糸は甘撚りの絹糸を使うため、生地の表面にシボができます。縞を織り表した縞御召、模様を織り出した絣御召、紋織りの紋御召、刺繍のように模様を表す縫取御召(ぬいとりおめし)などがあります。
2 白鷹お召
山形県白鷹町で織られ、精緻な絣柄とシャリ感のある地風が特徴です。
3 西陣お召
京都の西陣地域で生産される織物で、先練り、先染めの糸を用い、シボを生み出す御召緯という糸を用います。
4 新潟のお召
本塩沢 先染めの単衣に適した御召で、シボが特徴です。
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