機の音 はたのね

きものに関連する様々なことを書き残すブログです。

きもの文化ノート 本文9-2

きもの文化について自分の参考資料として私見を書いています。本文は順不同に、内容を膨らませながら書いています。参照される方はご了承の上、ご覧ください。なお、無断でのコピーや転載はご遠慮ください。追記・修正箇所は太字・下線にしています。
 
第9章 悉皆
 第2節 採寸
  1 子供

    三歳と七歳の女の子は着丈と裄丈を測ります。着丈は首の付け根からくるぶしまで、裄丈は衿の中央から袖の先までの長さです。

    五歳の男の子は、着丈、裄丈、袴丈または紐下丈を測ります。袴丈は袴の前紐の下から袴の裾までの長さです。

  2 女性
    きものの寸法には鯨尺が使われます。1尺は38cmです。曲尺(かねじゃく)を用いるところもあります。

    身丈 身長を測ります。

    袖丈 身長の3分の1を基準にします。近頃は49cm(1尺3寸)が多いようです。

    裄 女性用と男性用で測り方は同じです。両手くるぶし間を二等分する方法と、首の後ろの付け根(ぐりぐり)から肩を通って手首のくるぶしまでの長さを測る方法があります。

   3 男性

    男性のきものはおはしょりをしないで着るため、女性の採寸に加えて着丈を測ります。首の付け根から、床までの垂直の長さから4センチ引きます。

  
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