機の音 はたのね

きものに関連する様々なことを書き残すブログです。

きもの文化ノート 本文8-2

きもの文化について自分の参考資料として私見を書いています。本文は順不同に、内容を膨らませながら書いています。参照される方はご了承の上、ご覧ください。なお、無断でのコピーや転載はご遠慮ください。追記・修正箇所は太字・下線にしています。

 
第8章 通過儀礼
 第2節 七五三
  1 原点
   七五三のお祝いの行事は平安時代から行われた儀式を受け継いだものと言われています。三歳児の祝いは髪の毛を伸ばし始める「髪置きの儀」、五歳の祝いは「袴着」(はかまぎ)が原型となっているといわれます。

   七歳の祝いの原型は、室町時代から行われていた行事で、きものに付けていた紐を取って初めて帯を結ぶ「帯解き」や「紐落とし」とされています。

   七歳五歳三歳と別々に行われてきた儀式をまとめたのが七五三です。

  2 衣装

   三歳 三つ身か四つ身の寸法の着るのが一般的です。帯は兵児帯か、帯を略して被布を着ることもよく見られます。

   五歳 お祝着を着たときに、袴をはき懐剣と白扇を持ちます。

   七歳 付紐を取った振袖や袂の長いきもの(小紋)と帯、帯揚、帯締、帯下にしごき、胸元に筥迫(はこせこ)を挟みます。きものは肩上げをします。

  
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