きもの文化ノート 本文13-3
きもの文化について自分の参考資料として私見を書いています。本文は順不同に、内容を膨らませながら書いています。参照される方はご了承の上、ご覧ください。なお、無断でのコピーや転載はご遠慮ください。追記・修正箇所は太字・下線にしています。
第13章 きものを着る
第3節 コーディネート
1 振袖
大学卒業の謝恩会に、袋帯を合わせて着用できます。
2 黒留袖
黒留袖は既婚女性の第一礼装として、結婚式などに新郎新婦の親族並びに仲人婦人が着用します。帯はきものと調和の良い色で、吉祥文様の袋帯を合わせます。バッグや草履は、帯と色合いの似たものを合わせます。黒い骨の、金・銀の地紙が貼られた末広を左胸の下あたりに挿し、白い帯揚げ、白または白・金の帯締めを合わせます。
長襦袢は白地がふさわしいです。
3 色留袖
結婚式や披露宴に新郎新婦の親族として着る場合は、白の帯揚に白の帯締を締めます。
友禅染の色留袖に、錦織の袋帯などを合わせます。
6 喪服
告別式で着用するのに相応しいきものです。
7 小紋
全身に花柄を散らした小紋には、無地感覚の織りなごや帯などを合わせます。
レストランでの食事に着用できます。
8 紬
紬のきものには、半幅帯、なごや帯又は袋なごや帯などを締めます。
シンプルな縞紬には季節の草花を染めた塩瀬なごや帯などを合わせます。紬の帯を合わせることもできます。
食事会に、大島紬に染め帯を合わせて着用できます。友人宅での気楽な集まりには絣など着用できます。
9 浴衣
浴衣には、半幅帯、兵児帯、麻の袋なごや帯、紗献上博多帯などを締めます。
通常は浴衣の下に長襦袢は着ず、肌襦袢と裾除けか、浴衣下などをあわせます。
10 袴
袴には、小紋や色無地など自由に合わせることができます。
11 羽織
羽織は室内でも着用できますが、茶室では着用できません。
13 男性のきもの
第一礼装は、羽二重の黒紋付のきものと羽織・仙台平の袴を着用します。結婚式に招待された場合、染め抜き五つ紋付縮緬のきものと羽織、袴、白の半衿を合わせます。
恩師の祝いなど特別な会には、一つ紋付お召のきものと羽織、無地袴、色付きの半衿などを合わせます。
クラス会などの気軽な集まりやレストランでの食事には、紬のきもの、同素材同系色の羽織、色付きの半衿などを合わせます。
羽織、袴をつけない、きものと帯だけの着こなしを着流し(きながし)といいます。小紋染の着流しは友人宅の気楽な集まりに着用できます。
14 男性の羽織
羽織ときものは同系色の濃淡であわせてもよいし、羽織が小紋柄できものが無地の紬という組み合わせもできます。
15 色無地
一つ紋を入れて、綴れ織りの袋帯を合わせて、茶道教室の初釜に着用できます。
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