機の音 はたのね

きものに関連する様々なことを書き残すブログです。

きもの文化ノート 本文13-1

きもの文化について自分の参考資料として私見を書いています。本文は順不同に、内容を膨らませながら書いています。参照される方はご了承の上、ご覧ください。なお、無断でのコピーや転載はご遠慮ください。追記・修正箇所は太字・下線にしています。

  

第13章 きものを着る
 第1節 着付け 自装(自分で着る)
  1 着物

    肌着(肌襦袢)と裾よけの上に長襦袢を着ます。

    基本的な女性の衣紋(えもん)の抜き方は、首の付け根から後ろの衿山まで、手の指四本(こぶしひとつ分)が入るくらい空けます。格の高いきものは抜きぎみに、普段着などは詰めぎみに着るのが良いです。

    補正 ウエストの補正には、タオルを横に二つ折りか三つ折りにして挟みます。肩の補正にはガーゼを細長く折り、肩山から胸に向かってV字形に置きます。バストの補正には、胸のふくらみを押さえる力布を付けた肌着を着ます。

  2 名古屋帯

    一般的な帯結びが一重太鼓です。
    12-3 帯の下側の両脇を押さえて、たれの長さを確認する。たれ先の長さは8センチくらい、人差し指か中指1本分が目安です。

  3 袋帯

    一般的な帯結びが二重太鼓です。

  4 半幅帯

    文庫結び 武家の女性に結ばれていた帯結びです。

    吉弥結び(きちやむすび) 江戸時代の歌舞伎役者、初代上村吉弥が考案した帯の結び方です。

    貝の口 手を取って胴に二巻きしてからたれを適度な長さで内側に折り返し、たれを上にしてひと結びし、さらに、形を整えるようにしてもうひと結びします。

    ヤの字結び 両方の手先を下げずに、左右斜めに引き結んだ帯結びです。

  5 男性のきものと帯

    きもの 衣紋(えもん)を抜かないで着ます。
    帯 男性の帯の結び方は主に、貝の口、片ばさみ、蝶結びです。腰骨の上で締めます。

  6 譲り受けた着物

    着用前に確認する。

    ・仕立て寸法が合っていること。

    ・小物が揃っていること。

    ・季節に合っていること。(袷、単衣、薄物)

    ・しみ、汚れ、ヤケなどが無いこと。

    ・文様や色柄が着る人とバランスが取れていること。

    ・留袖の場合、比翼がきちんとついていること。家紋がついていること。

 

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