きもの文化ノート 本文6-6
きもの文化について自分の参考資料として私見を書いています。本文は順不同に、内容を膨らませながら書いています。参照される方はご了承の上、ご覧ください。なお、無断でのコピーや転載はご遠慮ください。追記・修正箇所は太字・下線にしています。
第6章 小物類
第6節 半衿
半衿は掛け衿の一種で、襦袢の衿の上に掛けるものです。首周りから胸元にかけての長さで足りるため、この名で呼ばれるようになりました。
長襦袢の衿に縫い付け、装飾と汚れ防止を兼ねたものです。素材は縮緬(ちりめん)、塩瀬(しおぜ)、羽二重(はぶたえ)、夏用として、絽や麻、絽塩瀬(ろしおぜ)があります。半衿は簡素化して肌襦袢に縫い付ける場合もあります。衿芯(えりしん)を使用しますが、衿芯には和紙を使用する場合もあります。
結婚式には白地に金糸や銀糸で刺繍を施したものも使用できます。
紬などカジュアルなきものには小紋染めのものを合わせることができます。
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